頭痛や肩こりの症状はありませんか?
アロマは心と身体に作用してさまざまな効果がありますが、アロマの種類によって効果は違います。
今回はお悩みの症状別におすすめのアロマをご紹介します。
自己紹介:Mikiインストラクター
エステティシャン・エステインストラクター&ヨガインストラクター歴約20年。20代の2人の娘のアラフィフママです。
私自身、もともと肌が弱く、いろいろの化粧品を試しましたが、しっくりこず、常に自分に合う化粧品を探していました。それなら、自分でキレイにする!という思いでエステティシャンに。
現在は、エステ&ヨガサロンを経営。「自己治癒力を高める」をモットーに、身体の外側&内側からケアのアドバイスをしています。
アロマテラピーで使用される精油は、さまざまな作用があり、精神的と肉体的の両面からの効果が期待できます。
是非、お悩みに合わせてアロマを使い分けてみて下さい(^_-)-☆
今回は、
○ 香りの伝わり方 3つ
〇 精油について・精油4種類
~ ユーカリ・ティートリー・レモングラス・カモミール ロマン ~
○ アロマを楽しむ方法 4つ
○ お悩み別・おすすめの精油
<頭 痛>
<肩凝り>
<腰 痛>
<目の疲れ>
<風邪気味の時>
<鼻づまり>
をご紹介していきます。
もくじ:
~ ユーカリ・ティートリー・レモングラス・カモミール ロマン ~
1.香りの伝わり方 3つ
① 嗅覚・・・嗅覚は感覚として認識されるだけでなく、身体の生理機能をコントロールしている部分に直結しているため、身体の調節の働きにも影響を与えます。
② 皮膚・・・皮膚に塗られた精油成分は、皮膚内に浸透し、そこで保湿成分を補ったり、引き締めなどの働きをします。さらに、皮膚にある末梢血管と言われる細い血管に入り、精油成分が身体に影響を与えます。
③ 吸入・・・精油成分を吸い込んだ時、まず嗅覚でとらえられますが、同時に肺の中に入り、その末端からわずかですが血液中に入り込みます。そして、その成分が身体の中でさまざまな働きをします。
2.精油について・精油4種類
① ユーカリ・・・爽やかなすっきりとした香り
意識を明晰にし、集中力を促します。抗ウイルス作用、殺菌作用、消炎作用、鎮痛作用に優れている。また筋肉痛、打撲の痛みを和らげ治癒を早める効果もあります。
② ティートリー・・・清涼感のある強い香り
強い殺菌力を持ち、皮膚の消毒や化膿止めとしても用いられる。抗菌作用により、さまざまな感染症を予防またはその症状を和らげる効果があります。また、リフレッシュ効果もあります。
③ レモングラス・・・鮮烈なレモンのような香り
食欲増進やストレス解消にも良いです。また、筋肉の炎症や痛みを取ってくれるので、スポーツ後などの疲労回復や肩凝り、神経痛に役立ちます。虫よけにも良く使われます。
④ カモミール・ローマン・・・リンゴを思わせる香り
耳の痛み歯が生える痛み、緊張からくる頭痛、腹痛を和らげます。また不安、緊張、怒り、恐怖の念を和らげ、月経周期を整え、月経前の不快な症状を和らげるなど女性特有のさまざまな症状を緩和します。
3.アロマを楽しむ方法 4つ
①沐 浴
<全身浴> 精油 4~5滴 ※通常の家庭の浴槽
入浴する直前に精油をたらす。
<半身浴> 精油 1~3滴
<手浴> 精油 1~3滴
ボウル等に温かめのお湯をはり精油をたらし、両手首まで入れ10分ほど温める。
<足浴> 精油 1~3滴
両くるぶしまで浸かるようなボウルにお湯をはり精油をたらし、10~30分ほど浸ける。
② 芳香浴
<吸入> 精油 2~3滴
○ マグカップなどにお湯をはり、精油をたらす。
○ ティッシュペーパーなどに精油を1~2滴落とし、枕元やデスクなどに置いたり、持ち歩く。
<香りのランプ>
○ アロマポットなど… 精油 1~5滴 ※部屋の広さにもよる
○ 電気式芳香拡散器
③ マッサージ・・・精油を植物油(スイートアーモンド油やオリーブ油など)で希釈して使用します。希釈濃度は1%以下を目安。使用する前にパッチテストを行い、安全を確認してから使用することをオススメします。
④ 湿 布
<温湿布> 精油2~3滴
ボウルにお湯をはり精油をたらし、タオルに含ませ絞り、患部にあてる。
<冷湿布> 精油2~3滴
ボウルに冷水をはり精油をたらし、タオルに含ませ絞り、患部にあてる。
4.お悩み別・おすすめの精油
<頭 痛>
[精油]ラベンダー、ペパーミント、ベルガモット、ユーカリ、ティートリーなど
[楽しみ方]芳香浴、温湿布、マッサージ、沐浴(手浴、足浴)など
※肩や首の緊張からくる場合は温湿布や手浴で固くなった筋肉を緩める
<肩凝り>
[精油]ラベンダー、ユーカリ、スイートマージョラム、ローズマリー、ベルガモット、レモン、ジュニパー、レモングラス、ローズオットー、ネロリなど
[楽しみ方]温湿布、沐浴(手浴)、マッサージ、芳香浴など
※肩や首、背中が張ってきたら温湿布を行う
<腰 痛>
[精油]ラベンダー、ユーカリ、ローズマリー、レモングラス、ジュニパー、ペパーミントなど
[楽しみ方]温湿布、マッサージ、沐浴(全身浴)など
<目の疲れ>
[精油]ラベンダー、ベルガモット、ユーカリ、レモンなど
[楽しみ方]芳香浴、温湿布、沐浴(手浴)など
※眼部や後頭部、首の付け根、肩甲骨の内縁部に温湿布を行う
<風邪気味の時>
[精油]ジュニパー、ラベンダー、ユーカリ、ティートリー、ペパーミントなど
[楽しみ方]沐浴(足浴)、マッサージ、吸入(蒸気吸入)など
※のどの痛みにはユーカリやティートリーなどの蒸気吸入が良い