肩こりはありますか? 肩甲骨の動きはどうですか?
肩甲骨周りが凝り固まると、肩こりはもちろん、頭痛や姿勢も悪くなります。
今回は、肩甲骨の動きが良くなるヨガをご紹介します。
自己紹介:Mikiインストラクター
エステティシャン・エステインストラクター&ヨガインストラクター歴約20年。
ヨガは、30代半ばで何か運動しなければヤバイと思い、運動があまり得意ではなく、体も硬かったのですが、躊躇しながらヨガを始めてみました。肩こりがひどく、体の歪み、片頭痛持ちでもあったので、週1回、必ずレッスンを受け、体を動かすことに。
いろいろのヨガを受けましたが、特に、ルーシーダットンは骨盤調整など体の不調を改善でき、また柔軟性がなくても無理なくレッスンに参加できるので、私にはとても合いました。その後、ルーシーダットンのインストラクターの資格を取得するまで夢中に。
パソコンやスマホばかりしていると、自然と姿勢は悪くなります。
そうすると、肩甲骨周りが凝り固まり、肩凝り、頭痛が生じます。
毎日、肩甲骨を意識して動かし、肩凝りを改善して行きましょう♪
今回は、
○ 肩甲骨に関わる筋肉 主に3つ
〇 肩甲骨周りの筋肉が凝り固まると。。。
○ 肩甲骨周りの痛みの予防策
○ 肩甲骨周りに良いヨガ
をご紹介していきます。
もくじ:
1.肩甲骨に関わる筋肉 主に3つ
① 僧帽筋・・・首から肩、背中にかけて広がる大きな筋肉。腕とともに肩甲骨を動かす、安定させる、固定させるといった働きがある。
② 菱形筋・・・僧帽筋よりも深い位置にあり、「小菱形筋」と「大菱形筋」とがある。肩甲骨を寄せて、胸を張るための筋肉。座り仕事で使わない為、どんどん硬くなる。
③ 肩甲挙筋・・・肩甲骨を上方へ引き上げる筋肉。後を振り向く時の補助もしている。
2.肩甲骨周りの筋肉が凝り固まると。。。
○ 僧帽筋が凝り固まると、後頭部痛や首の後ろの凝りや痛みがある。
○ 菱形筋が凝り固まると、肩甲骨が左右に開き、肩が前に出て、猫背になりやすくなる。
○ 肩甲挙筋が凝り固まると、首の付け根の痛みや強い凝り感があり、首の可動域に制限がかかる。
3.肩甲骨周りの痛みの予防策
○ ストレッチを行う
呼吸を止めずにゆっくりと伸ばす。伸ばす部位を意識する。いた気持ち程度に伸ばす。
○ 正しい姿勢を意識する
長時間同じ姿勢をとらない。鞄を片方の肩ばかりに掛けるなど左右のバランスが悪くならないようにする。
○ 適度な運動を行う
日ごろから肩を動かすなどして、肩周りの血流を良くする。
○ 体を冷やさないようにする
肩を温めて、血流を良くする。
4.肩甲骨周りに良いヨガ
「肩甲骨を動かす」ことを意識して行ってください。
<肩甲骨周りのほぐし>
① あぐらで座り、胸の前で手を合掌し、合掌した手をバストトップまで上げます。肩の力は抜きます。
② 鼻から息を吸いながら、お顔正面で、左へと回旋します。
③ 口から吐いて、正面へと戻ります。
④ 次は、右側。鼻から息を吸いながら、お顔正面で、右へと回旋。
⑤ 口から吐いて、正面へと戻ります。
⑥ ②~⑤を数回繰り返します。
<肩こり解消ポーズ>
① あぐら(※正座などでも可)で、手の平を正面に向け肘を曲げ、脇の下は卵 1つ分あける。お腹は持ち上げ、肩の力は抜きます。
② 鼻から息を吸いながら、肩と肘を同時に後へゆっくり引きます。
③ 口から吐いて、元に戻します。
④ もう一度、鼻から息を吸って、肩と肘を後へ引き、頭を下げられる方は、頭を伸びるように下げます。
⑤ 口から吐いて、元に戻します。
⑥ 最後にもう一度、鼻から息を吸って、肩と肘を後へ引き、手の平を外側へ向けていきます。
⑦ 口から吐いて、元に戻します。
⑧ 手を組んで、鼻から息を吸いながら、手は前、背中を後へと引いて、先程、縮めた所を伸ばしていきます。
⑨ 口から吐いて、元に戻します。 ⑧、⑨をもう一度行ないます。